「天花寺には華がある」

スタミュ2期3話と、中等部組の「青空SEASON」に頭をぐっちゃぐちゃにされていたら1週間過ぎていました。冬子です。

辰己くんに麦茶は入れられるのか、そして川釣りを止められる申渡くん……ちょっとこれはまた改めて落ち着けたら書きますが、落ち着ける日が来るのか……?

さて、あっという間に4話です。3話のラスト、天花寺翔様グッズ各種は、天花寺の歌舞伎出演の伏線でした。

スタミュ1期1話から、天花寺は「梨園の貴公子」という名を背負っていましたが、2期4話にて、舞台に立つ天花寺の姿がようやく見られます。幼少時から舞台に立っていたようですが、星谷くんら、そして私たちにとっても、歌舞伎役者としての天花寺翔の姿を見ることは、初めてでした。(1期にて映画出演している回もありましたが)

私は天花寺翔という役者をよく知らなかったのだなあと、反省しました。

ものすごく何となく、なのですが。技術だけで言ったら、上の方に、辰己くん・月皇くん・揚羽くんがいて、その下に他のみんながいて、そのみんなの中でも下の方に星谷くんがいるのかなあ、と思っていた。本当に申し訳ない。

お金を取る舞台の主演。そんな役者でした、天花寺翔。

自分に厳しくて、他人にも厳しいけれど、一度懐に入れた人間に対しては面倒見が良い。常に堂々としているのは、自分に自信が持てるだけの努力を重ねたからだ。

高校3年間、最初はただの消化するものにしか過ぎなかったけれど、今や、短い短い花火大会の夜みたいだ。ずっとずっと続いてほしいのに、必ず終わりが来る。周りとは違う、生まれ持った宿命の道を一人きりで真っ直ぐに歩いていくことが課せられている天花寺翔に許された、最初で最後の3年間のまわり道。

ミュージカルスターになる朋友たちとの道は、中々交わらないかもしれないけれど、それでも、いつか同じ板の上に揃ったら、いつもみたく「相変わらずだな、野暮助」と笑っててくれたら、いいなあ。 「天花寺には華がある」と言ったのは、鳳先輩だった。さすがの鳳先輩でも、天花寺のいう「華を極める」話は知らなかったはず。言われた時、天花寺の心は、どんなに震えたことだろう。 膝の怪我が、大ごとにならなければいい。それだけが心配です。